ヘアカラーとパーマの
「残留アルカリ」が引き起こす『残留カルシウム』が 髪のダメージの「本当の原因」です
〘 無添加 〙
内容量 : 190mL
「残留アルカリ」 と 『残留カルシウム』 のダメージから髪を守ります!
水洗してもアルカリ剤は髪に残ってしまいます
このままでは 高い pH によりキューティクル開放
が続くため アルカリの「中和」処理が必要です
怠ったり不十分になると「残留アルカリ」の状態に
なり カラーやパーマの薬剤が漏れ出てしまうため
「色落ち」や「持ちの低下」にもつながります
1 目で確認しやすいテストをして調べてみることにしました
人毛を2本用意して セルフ用のヘアカラー ( 「ダークブラウン」 ) を施して 放置時間後に
水道水だけで 十分に水洗したあと ヘアドライヤーで乾燥しました 続いて 1本ずつ
〖青〗「ケア」を何もしないで そのまま 容器の中の水道水に浸けました
〖赤〗 ( アルカリの「中和」) をして 容器の中の水道水に浸けました
<共通条件>
▫ヘアカラーには永久・酸化染毛剤を使用 放置時間はメーカー指定の15分としました
▫容器の中の水道水 ( 50mL : pH は 6.9 硬度は 46mg/L ) への浸漬は5時間としました
▫被膜剤は「色落ち」を隠してしまいますので シャンプーや トリートメントやコンディショナーは不使用としました
人毛を水道水に浸けました
2 水道水に5時間浸けたあとに人毛を取り除くと …
使用したヘアカラーのカラー剤には酸化染毛剤が使用されています
このカラー剤が人毛から漏れて ゆっくり「酸化」して水道水を染めました
をした〖赤〗は 水道水の着色が薄いのに対して
「ケアなし」の〖青〗は 濃く着色しています すでに「色落ち」が始まっています
人毛を取り除きました
〖青〗
〖赤〗
3 続いて 水道水に5時間浸けていた人毛の pH を計測しました
水道水に5時間浸漬したあとの人毛の pH は 〖青〗が 7.3 〖赤〗は 5.4 でした
〔 ヘアカラー放置 〕〔 ヘアカラー水洗 〕も含め 人毛の pH の変化をグラフにしてみました ( ☟ )
〖青〗も〖赤〗も放置時間の間に「強い」アルカリ剤の影響を受けて 髪の pH は上昇して
水洗をしても わずかに下がるだけで 高い pH が続いています
〖赤〗は そのあとの によって アルカリが「中和」されて
水道水に浸漬している5時間の間も 【髪の等電点】内にキープされたことで
キューティクルからのカラー剤の流出がきわめて少なかったことがわかります
★ キューティクル同士の間には 閉じていても 0.1ミクロンほどのすき間があります
ここから空気や水分 ( 水蒸気 ) などが出入りしますので カラー剤などの薬剤の
流出はゼロにはできませんが 最小限にすることができます
〖青〗は水道水に浸漬している間も 【髪の等電点】を はるかに上回る高い pH が続き
▫「大きく」開放したキューティクルから 多くのカラー剤が漏れていた
▫「色落ち」はアルカリの「中和」を怠ることで発生している ことがわかります
人毛の pH を計測しました
〖青〗【髪の等電点】
〖赤〗【髪の等電点】
4 ダメージを受けてしまった髪も …
「ケアなし」のため 髪の pH が上昇し カラー剤が多く流出してしまった
〖青〗の人毛に [ 追加して ] カラー ➡ 水洗 ➡
➡ 5時間の水道水浸漬 を2回施してみました
1回目後の人毛の pH は 6.4 に 2回目後には 【髪の等電点】内の 4.9 になり
5時間浸漬後の水道水の着色も御覧のように改善できました ( ☞ )
1回目後
2回目後
▫≪カルシウム ケア≫ :
Spa Water ( 弱アルカリ性 ) をスプレー&ブラッシング 続いて
Spa Lotion ( 弱酸性 ) をスプレー&ブラッシング 各1回
人毛エクステンションを8枚重ねた束を3つ用意して3つとも「1回だけ」セルフ用のヘアカラーを施して
放置時間後に水道水 ( pH : 6.9 硬度 : 46㎎/L 日本の平均的な水道水です ) だけで水洗しました そのあとは
【青】 直後にヘアドライヤーで乾燥させて そのまま翌日から2週間保存しました
【黄】 直後にヘアドライヤーで乾燥させて 翌日から1日1回 湯シャンをして 乾燥する ことを2週間続けました
【赤】 直後に ( アルカリの「中和」処理 ) をして 翌日から1日1回 湯シャンをしたあとに
≪カルシウム ケア≫ をして ヘアドライヤーで乾燥する ことを2週間続けました
<共通条件>
▫ヘアカラーは「ヘアカラー」「白髪染め」と呼ばれる永久・酸化染毛剤を使用しました
▫被膜剤の影響をなくすため 水洗も湯シャンも水道水だけを使いました 水洗 湯シャンの時間はともに2分としました
3つともカラーの水洗後と【黄】【赤】は 翌日からの湯シャンのあとに目の荒いブラシを入れると からんで簡単には 通らない状態 ( ☟ ) でしたが
【赤】 は 3日後から 細かいブラシでもスムースに通るようになりました
【黄】 は からんで簡単に通らない状態が最後まで続きました
【赤】 の ≪カルシウム ケア≫ の初期には ブラッシングをすると
結晶成分が流れ出ました ( ☞ )
Spa Water ( 高濃度『美人の湯』温泉水100% ) にはミネラル成分によって
カルシウムを結晶化するチカラがあります
もちろん その前の ( アルカリの「中和」処理 ) の
効果によってカラー剤が漏れ出ることはありませんでした
15日間のテスト終了後の人毛です 被膜剤なしの「本当の姿」です
外観
ブラシの通り
【青】 【黄】 のブラシの通りは キューティクル開放と
カルシウム吸着により きわめて悪く引っ掛かります
日頃は被膜に〝だまされている〟のがわかります
【赤】 はスムースにブラシが通りました
pH の変化
グラフは 【黄】 (上)と 【赤】 (下)のヘアカラー当日から15日間の人毛の pH の変化です
【黄】
【赤】
【髪の等電点】
【髪の等電点】
髪のベストの pH 【髪の等電点】 は 弱酸性 ( pH : 3.0 ~ 6.0 ) 域の
4.5 ~ 5.5 の範囲にあります。
このときの髪は プラスとマイナスの電気量が等しく 帯電は「ゼロ」になり
キューティクルは閉じるために
▫ 内部からの水分や内部成分の流出が ほとんどなくなることで
うるおいとコシとツヤがある
▫ 外部からの異物の侵入が きわめて少ない
という最高の状態になります。( ☞ )
一方 これを上回ると マイナスに帯電して キューティクルが開放するため
髪はダメージを受けて「美しさ」と「健康」を損ないます。
"カラーやパーマのあとはアルカリの「中和」処理をしなくても そのあとの
洗髪によって開放したキューティクルから残ったアルカリ剤が流出することで
髪の pH は下がってくる"と思われがちですが 同時に水道水のカルシウムが
髪に吸着するため pH は下がらないことを【黄】のグラフが示しています。
このままにしていると 日々の洗髪でカルシウムが侵入/吸着して蓄積します
ので さらに髪の pH が上昇します。これが『残留カルシウム』の怖さです。
【赤】は水洗のあとの で【髪の等電点】内に入り
翌日からの ≪カルシウム ケア≫ で『残留カルシウム』を減らすことで
髪は【髪の等電点】の より低い pH に安定しています。
キューティクルが しっかり閉じますので 洗髪による新たなカルシウムの
侵入/吸着やカラーの「色落ち」の心配もなくなります。
水洗の直後は キューティクルは大きく開放していて 表面の汚れもないことで
浸透しやすいため には絶好のチャンスになります。
カルシウムの蓄積が心配の方には この前に施す ≪ウラワザ≫ もあります。
カルシウム量
最後に人毛に含まれるカルシウム量を成分分析機関で計測してもらいました
同時に購入した未加工の人毛エクステンションのカルシウム量は全重量の 0.11 % でした。
【青】の結果からヘアカラーと水道水の水洗だけでカルシウム量は約3倍になっているのが
わかります。改めてですが 「未加工」以外はヘアカラーを「1回 」施しただけです。
【黄】 (カラー + 水道水水洗 +「ケア」をしないまま翌日から湯シャンを2週間) では
「湯シャン2週間」分のカルシウムが増えていて ダメージがさらに大きくなっています。
【赤】 は カラー + 水洗 で 【青】 と同程度のカルシウムを含んだあと
で「残留アルカリ」を中和 キューティクルを閉じて新たなカルシウムの侵入/吸着を防ぎます。
次の≪カルシウム ケア≫でカルシウムを減らし【髪の等電点】の低い pH に安定しています。
「未加工」の人毛と比べるとカラー前の髪のカルシウムも減らしていることがわかります。
★「残留アルカリ」の中和だけで終わると『残留カルシウム』によって pH は上昇します
一般的にはカラーやパーマの水洗のあとの仕上げに 被膜剤を含むシャンプーや
トリートメントなどを使用しているため バサバサに気づくことはありませんが
被膜の下の髪は キューティクルが開放し 髪の内外に大量のカルシウムが
侵入/吸着したダメージ状態のままになっています。( ☞ )
被膜が邪魔をして カルシウムを減らすことができない アルカリの中和をしても
効果が少ない さらに水分の浸透もなくなることでダメージは大きくなります。
カルシウムは体の健康には必要不可欠なミネラル成分です。
ところがカルシウムには ▢ 髪 (タンパク質) を硬くする ▢ 髪の pH を上昇させる (= キューティクルが開放して
水分が蒸発 = 乾燥させる)
▢ プラスの電気を帯びている という性質があり 困ったことに私たちが日常に使う水道水には必ず含まれています。
パリやロンドンや北京などの硬度が高い水道水で洗髪をすると一度で髪がバサバサになるのはこのためです。
幸い日本国内の水道水は 硬度成分(カルシウム マグネシウム)が少ない「軟水」のため 日常の洗髪で このようなダメージを受けることはありません。
★水道水に圧倒的に多く含まれているのはカルシウムです
しかし世界でも まれな軟水に恵まれた国内でも 髪が「もっと大きな」ダメージを受けることがあります。
それが アルカリ剤によって pH が上昇することで キューティクルが「大きく」開放して マイナスに帯電した髪に
多くの水洗の水道水が注がれる
≪ヘアカラー (永久・酸化染毛剤)≫ と ≪パーマ≫ です。
マイナスに帯電している髪に水道水が注がれると 含まれているプラスの電気を持ったカルシウムが 髪の表面にも キューティクルは開放しているため
その内側にも 髪の内部にも侵入して「電気的」に強く引合って吸着することになります。
しかも 日常の洗髪の何倍もの水道水(カルシウム)が注がれるために 髪にはカルシウムが大量に残ってしまいます。
カルシウムが〝大量に残る〟と 髪は硬く乾燥 pH は上昇 ▶ キューティクルはさらに開放 ▶ 洗髪や 次のカラーやパーマの水洗によって新たなカルシウム
が侵入/吸着 ▶ 髪はさらに硬く乾燥 ますます開放したキューティクルから また新たな カルシウムが侵入/吸着して ますます髪は硬く乾燥して という
悪循環をエンドレスに繰り返すことになります。
★ 私たちは この 髪に侵入/吸着して大量に残ったカルシウムを『残留カルシウム』と呼んでいます
髪のダメージの原因として よく知られるのは「残留アルカリ」ですが こちらが洗髪をくり返すことによって開放したキューティクルから流れ出て
徐々に少なくなるのに対して カルシウムは入れ替わるように侵入/吸着して増える一方になります。
「残留アルカリ」が引き起こす『残留カルシウム』こそ 髪のダメージの「本当の原因」なのです。
一般的にカラーなどの水洗ではシャンプーやトリートメントを使うため 髪が被膜されているので気づくことはありませんが 被膜の下の髪は
キューティクルが開放して 髪の内外に大量のカルシウムが侵入/吸着したままのダメージ状態が続いています。
髪を被膜することで 表面的に「繕う」ことはできてもダメージは決して解決していないのです。
一方では 被膜が邪魔をするため髪に吸着したカルシウムが取れないだけでなく あとのアルカリ「中和」処理の効果を低下させてしまいます。
私たちが考える 髪の「ケア」製品の使命と条件は
□ ウェットにもドライの髪にも いつでも どこでも スプレー&ブラッシング 簡単に使える
□ カラーやパーマの「残留アルカリ」を「中和」して 髪をベストの【髪の等電点】に導く
□ カラーやパーマにおける『残留カルシウム』を減らす
□ すでに『残留カルシウム』によってダメージを受けている髪を修復する
□ 日常のヘアケアにおいても 髪にうるおいを与えコシとツヤをもたらす
□ これらの効果を低下させたり 蓄積して問題を招く被膜剤を使用しない
そして カラーやパーマで キューティクルが「大きく」開放して 髪が何でも吸収してしまう危険なときでも 安心して安全に使えるように
□ 髪のタンパク質や脂質を損なったり 生分解が遅く長く滞留したり 化学反応する などの髪に入れたくない成分を含まない
ことも重要になります。
私たちは このような条件を満たす製品として 髪に有用なミネラル成分が豊富な高濃度『美人の湯』温泉水で〘無添加〙の
Spa Water (高濃度温泉水 100% : 弱アルカリ性) と Spa Lotion (高濃度温泉水+果実酸 : 弱酸性) をつくりました
内容量 : 190mL